array_diff_key

(PHP 5 >= 5.1.0, PHP 7, PHP 8)

array_diff_keyキーを基準にして配列の差を計算する

説明

array_diff_key(array$array, array...$arrays): array

array のキーを arrays のキーと比較し、その差を返します。 この関数は array_diff() に似ていますが、 値ではなくキーを用いて比較するという点が異なります。

パラメータ

array

比較元の配列。

arrays

比較する対象となる配列。

戻り値

array の要素のうち、 その他の配列のいずれにも含まれないキーのものだけを残した配列を返します。

変更履歴

バージョン説明
8.0.0 この関数は、引数をひとつだけ渡しても呼び出せるようになりました。 これより前のバージョンでは、少なくともふたつの引数が必須でした。

例1 array_diff_key() の例

ふたつの key => value のペアが等しいとみなされるのは、 (string) $key1 === (string) $key2 である場合のみです。つまり、厳密な型チェックを行うということです。 文字列表現が一致しなければなりません。

<?php
$array1
= array('blue' => 1, 'red' => 2, 'green' => 3, 'purple' => 4);
$array2 = array('green' => 5, 'yellow' => 7, 'cyan' => 8);

var_dump(array_diff_key($array1, $array2));
?>

上の例の出力は以下となります。

array(3) { ["blue"]=> int(1) ["red"]=> int(2) ["purple"]=> int(4) }
<?php
$array1
= array('blue' => 1, 'red' => 2, 'green' => 3, 'purple' => 4);
$array2 = array('green' => 5, 'yellow' => 7, 'cyan' => 8);
$array3 = array('blue' => 6, 'yellow' => 7, 'mauve' => 8);

var_dump(array_diff_key($array1, $array2, $array3));
?>

上の例の出力は以下となります。

array(2) { ["red"]=> int(2) ["purple"]=> int(4) }

注意

注意:

この関数は n 次元配列の一つの次元しかチェックしません。 もちろん、array_diff_key($array1[0], $array2[0]); のようにすることでより深い次元でのチェックもできます。

参考

  • array_diff() - 配列の差を計算する
  • array_udiff() - データの比較にコールバック関数を用い、配列の差を計算する
  • array_diff_assoc() - 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
  • array_diff_uassoc() - ユーザーが指定したコールバック関数を利用し、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
  • array_udiff_assoc() - データの比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
  • array_udiff_uassoc() - データと添字の比較にコールバック関数を用い、 追加された添字の確認を含めて配列の差を計算する
  • array_diff_ukey() - キーを基準にし、コールバック関数を用いて配列の差を計算する
  • array_intersect() - 配列の共通項を計算する
  • array_intersect_assoc() - 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を確認する
  • array_intersect_uassoc() - 追加された添字の確認も含め、コールバック関数を用いて 配列の共通項を確認する
  • array_intersect_key() - キーを基準にして配列の共通項を計算する
  • array_intersect_ukey() - キーを基準にし、コールバック関数を用いて 配列の共通項を計算する
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