(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
error_reporting — 出力する PHP エラーの種類を設定する
error_reporting() 関数は、 error_reporting ディレクティブを 実行時に設定します。PHP には多くのエラーレベルがあり、 この関数によりスクリプトの持続時間(実行時間)のレベルが設定されます。 オプションの error_level
を指定しなかった場合は、 error_reporting() は単に現在のエラーレベルを返します。
error_level
新しい error_reporting レベル。ビットマスクまたは名前つき定数のどちらかです。将来の バージョンとの互換性を保証するために、名前つき定数の使用が 強く推奨されています。エラーレベルが追加されると、整数の幅は増加します。 そのため、以前の整数を使用するエラーレベルは常に期待通りに動作するとは 限りません。
利用可能なエラーレベル定数とその実際の意味は、 定義済みの定数に 記述されています。
error_level
に変更される 前 の、 error_reporting レベルを返します。
注意: エラー制御演算子
@
は、エラーハンドリングの間にerror_level
を変更します。
バージョン | 説明 |
---|---|
8.0.0 | error_level は、nullable になりました。 |
例1 error_reporting() の例
<?php
// 全てのエラー出力をオフにする
error_reporting(0);
// 単純な実行時エラーを表示する
error_reporting(E_ERROR | E_WARNING | E_PARSE);
// E_NOTICE を表示させるのもおすすめ(初期化されていない
// 変数、変数名のスペルミスなど…)
error_reporting(E_ERROR | E_WARNING | E_PARSE | E_NOTICE);
// E_NOTICE 以外の全てのエラーを表示する
error_reporting(E_ALL & ~E_NOTICE);
// 全ての PHP エラーを表示する
error_reporting(E_ALL);
// 全ての PHP エラーを表示する
error_reporting(-1);
// error_reporting(E_ALL); と同じ
ini_set('error_reporting', E_ALL);
?>
値に -1
を指定すると、仮に将来のバージョンの PHP で新しいレベルと定数が追加されたとしてもすべてのエラーを表示するようになります。 E_ALL
定数も、これと同じ挙動になります。