getrusage

(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)

getrusage現在のリソース使用状況を取得する

説明

getrusage(int$mode = 0): array|false

この関数は、getrusage(2) へのインターフェイスです。 システムコールから返されたデータを含む連想配列を返します。

パラメータ

mode

mode が 1 の場合、getrusage は RUSAGE_CHILDREN を付けてコールされます。

戻り値

システムコールから返されたデータを含む連想配列を返します。 すべてのエントリは、記述されたフィールド名を用いてアクセス可能です。 失敗時に false を返します。

変更履歴

バージョン説明
7.0.0 この関数は、Windows でサポートされるようになりました。

例1 getrusage() の例

<?php
$dat
= getrusage();
echo
$dat["ru_oublock"]; // ブロック出力操作の回数
echo $dat["ru_inblock"]; // ブロック入力操作の回数
echo $dat["ru_msgsnd"]; // IPC メッセージの送信数
echo $dat["ru_msgrcv"]; // IPC メッセージの受信数
echo $dat["ru_maxrss"]; // RAM 上に存在する仮想ページのサイズ(resident set size) の最大値
echo $dat["ru_ixrss"]; // 共有メモリサイズの合計値
echo $dat["ru_idrss"]; // 非共有データの合計サイズ
echo $dat["ru_minflt"]; // ページの再利用 (ソフトページフォルト)
echo $dat["ru_majflt"]; // ページフォルトの数 (hard page faults)
echo $dat["ru_nsignals"]; // 受信したシグナル
echo $dat["ru_nvcsw"]; // 意図したコンテキストスイッチ
echo $dat["ru_nivcsw"]; // 意図しないコンテキストスイッチ
echo $dat["ru_nswap"]; // スワップの数
echo $dat["ru_utime.tv_usec"]; // 使用するユーザー時間 (マイクロ秒)
echo $dat["ru_utime.tv_sec"]; // 使用するユーザー時間 (秒)
echo $dat["ru_stime.tv_usec"]; // 使用するシステム時間 (マイクロ秒)
echo $dat["ru_stime.tv_sec"]; // 使用するシステム時間 (秒)
?>

注意

注意:

Windows では、getrusage() は以下のメンバーしか帰しません。

  • "ru_stime.tv_sec"
  • "ru_stime.tv_usec"
  • "ru_utime.tv_sec"
  • "ru_utime.tv_usec"
  • "ru_majflt" (modeRUSAGE_SELF である場合のみ)
  • "ru_maxrss" (modeRUSAGE_SELF である場合のみ)

getrusage() を呼び出す際に mode1 (RUSAGE_CHILDREN) を指定すると、 各スレッドのリソース使用状況を収集します (つまり、内部的には RUSAGE_THREAD を指定してこの関数が呼ばれるということです)。

注意:

BeOS 2000 では、以下のメンバーしか返しません。

  • "ru_stime.tv_sec"
  • "ru_stime.tv_usec"
  • "ru_utime.tv_sec"
  • "ru_utime.tv_usec"

参考

  • getrusage(2) についてのシステムの man ページ
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