(PHP 4, PHP 5, PHP 7, PHP 8)
odbc_binmode — バイナリカラムデータを処理する
バイナリカラムデータを処理する方法を制御します。 (関係するODBC SQL型: BINARY
, VARBINARY
, LONGVARBINARY
)。 デフォルトの処理モードは、php.ini の uodbc.defaultbinmode 経由で設定できます。
バイナリ SQL データが文字データに変換される時 (ODBC_BINMODE_CONVERT
)、ソースデータの 各バイト (8 ビット) は、2 つのアスキー文字で表現されます。 これらの文字は、16 進表現で数値をアスキー文字で表現したものです。 例えば、2 進数 00000001
は "01"
に変換され、 11111111
は "FF"
に変換されます。
BINARY
と VARBINARY
型のカラムを処理する方法は binmode によって決まります。LONGVARBINARY
型のカラムを処理する方法は、 longreadlen にも依存します:
binmode | longreadlen | 結果 |
---|---|---|
ODBC_BINMODE_PASSTHRU | >0 | 通過 |
ODBC_BINMODE_RETURN | >0 | 通過 |
ODBC_BINMODE_CONVERT | >0 | 通過 |
ODBC_BINMODE_PASSTHRU | 0 | 通過 |
ODBC_BINMODE_RETURN | >0 | そのまま返す |
ODBC_BINMODE_CONVERT | >0 | char として返す |
odbc_fetch_into() を使用した場合、 「通過」は空文字列が対応するカラムに返されることを意味します。 odbc_result() を使用した場合、 「通過」はデータがクライアントに直接送信されることを意味します(つまり、表示されます)。
statement
結果 ID。
statement
に 0
を指定した場合、 ここで設定した値は、新規の結果に関するデフォルト値として用いられます。
mode
mode
には、以下の値が指定できます。
ODBC_BINMODE_PASSTHRU
: BINARY データとして通過 ODBC_BINMODE_RETURN
: そのまま返す ODBC_BINMODE_CONVERT
: char に変換し返す 注意: LONGVARBINARY 型のカラムを処理する方法は odbc_longreadlen() によっても影響を受けます。